俳優、サックスプレイヤー、タレントとマルチに活躍されている武田真治さん。
最近では、NHK『みんなで筋肉体操』に出演し、マッチョキャラも定着してきました。
今回はそんな武田真治さんの筋トレ方法、トレーニングを始めたきっかけについてまとめてみました。
是非最後までお付き合いください。
筋トレを始めたきっかけ
いまでは筋肉キャラがすっかり板についた武田真治さん。
筋トレを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
筋トレ以前の武田真治さん
1989年、当時高校生の武田真治さんは『第2回ジュノンスパーボーイコンテスト』に出場。
見事、グランプリに輝き芸能界デビューします。
その後、90年代「フェミ男ブーム」の象徴的存在として、いしだ壱成さんと共にブレークを果たしました。
フェミ男とはフェミニン(女性らしい)な男の子という意味です。
もみあげを伸ばし、女性もののサイズの小さいTシャツに、細見のパンツを合わせ、首にはレザーの首輪をつけるファッションが代表的でした。
「ピチT」や「チビT」などという言葉も流行しました。
男性が眉毛を書いたり、メイクを始めたのもこの時期でした。
デビュー間もない高校生の武田さんは、まだ収入も少なく生活も苦しかったそうです。
高校の給食だけの一日一食生活で、身体はやせ細っていました。
「ピチT」を着ていたのもたまたまだったそうです。
筋トレを始めたきっかけは医師からの助言だった
その後、俳優としても人気を博し、『フェミ男』として一躍、時の人となった武田真治さん。
90年代後半、仕事は多忙を極め心身ともに調子を崩してしまったそうです。
偏頭痛とアゴの痛みから病院を訪れた武田さんは、医師から顎関節症との診断を受けました。
その際、医師から「痩せすぎているので、もっと全身の筋肉をつけるように」と助言をいただいたそうです。
最初は縄跳びから始め、自重トレーニング、ジムでの筋力トレーニングとステップアップしていきました。
それから、約20年以上筋トレを続けているというのだから驚きです。
忌野清志郎さんの影響で始めた自転車
2001年、2002年と忌野清志郎さんのツアーのバンド「RUFFY TUFFY(ラフィータフィー)」にサックス・プレイヤーとして参加した武田真治さん。
忌野清志郎さんから多くの影響を受けたそうです。
そのひとつが自転車です。
清志郎さんの影響で自転車トレーニングもおこなっていました。
当時、自転車にハマっていた清志郎さんの提案で、全国ツアーを自転車で回ったり、自転車で鹿児島まで行ったりしていたそうです。
当時、心身ともに調子を崩していた武田さん。
忌野清志郎さんと出会ったことで、体調も仕事も調子を取り戻していったと武田さんは語っています。
武田真治さんの筋トレメニュー
ここからは武田さんがおこなっているトレーニングの一部を紹介します。
ベンチプレス
武田さんのベンチプレスのやり方は、30㎏を10回→50㎏を10回→70㎏を10回→90㎏を10回。
そして最後に30㎏を100回やります。
最後に100回やるのは根性を鍛えるためだそうです。
普段、仕事前に筋トレをする武田さん。
筋力や持久力があるのを確認し、仕事に臨むそうです。
特徴的なのは脚を上げてベンチプレスを行うことです。
脚を上げてベンチプレスを行うことで、余計な筋肉を使わず胸と腕だけを鍛えることができます。
武田さんは、このメニューを週に2回やっています。
目標は「60歳までこのトレーニングを続けること」と語っています。
ショルダープレス
肩の三角筋(特に前側)を鍛える種目です。
椅子の背もたれを垂直にします。
脇を広げ目の高さで重りを持ちます。
そこから肘を伸ばし重りを頭上へ、持ち上げます。
その時肘を痛めないために、肘を完全に伸ばさないと、武田さんは解説しています。
5㎏を10回→10㎏を10回→15㎏を10回とおこないます。
サイドレイズ
肩の三角の横側を鍛える種目です。
立った状態で重りを持ち、足を肩幅に開いて、少し前かがみになります。
脇を広げ、重りを横に挙げます。その時、肘から挙げるようにします。
肩の筋肉に効かせるために、反動を使わずゆっくり行うのがポイントだと武田さんは言っています。
2.5㎏を10回→5㎏を10回→7.5㎏を10回→10㎏を10回とおこないます。
【TEPPEN】ベンチプレス企画で優勝
武田さんは、フジテレビ系列『芸能界特技王決定戦 TEPPEN 』のベンチプレス大会で二度優勝しています。
TEPPEN 2019年冬(第3回大会)ベンチプレス 優勝
ルールは、体重の8割のバーベルを使い、何回ベンチプレスができるかというもの。
結果は以下の通りとなりました。
1位、武田真治 109回
2位、清原博(弁護士) 41回
3位、なかやまきんに君 39回
4位、魔裟斗 31回
4位、榎並大二郎(フジテレビアナウンサー) 31回
5位、徳田浩至(With B) 22回
2位と倍以上の差を付けて優勝しています。
TEPPEN 2019年夏(第4回大会)ベンチプレス 2位
前回、体重の軽い武田さんが圧勝したことにより、ルールが「50㎏を何回挙げることが出来るか」に変更されました。
結果は以下の通りです。
1位、横川尚隆(タレント、ボディビルダー) 79㎏ 84回
2位、武田真治 56㎏ 71回
3位、ボビーオロゴン 96㎏ 63回
4位、なかやまきんに君 82㎏ 55回
5位、武知海青(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE) 80㎏ 50回
5位、みちお(トムブラウン) 103㎏ 25回
ルールが改正され今回は準優勝となりました。
本来、競技としてのベンチプレスは体重別となります。
体重が多いほど有利となるのです。
参加者のなかでも圧倒的に軽い、武田さんが71回で準優勝したのは脅威的だと思います。
TEPPEN 2020年秋(第5回大会)ベンチプレス 優勝
ルールは「体重と同じ重さを何回挙げることができるか」に変更になりました。
結果は以下の通りです。
1位、武田真治 57㎏ 49回
2位、横川尚隆(タレント、ボディビルダー) 72㎏ 32回
3位、駒場孝(ミルクボーイ) 79㎏ 18回
4位、厚切りジェイソン 14回
5位、徳田浩至(With B) 100㎏ 12回
6位、與那城 奨(JO1)74㎏ 6回
ルール改正により再び優勝に返り咲きました。
自分の体重をベンチプレスで49回も挙げるのは、競技者レベルだと思います。
ちなみに2位の横川尚隆さんは、2019年の「JBBF 日本ボディビル選手権」で優勝している日本のチャンピオンです。
横川さんに勝ったのには、本当に驚かされました。
まとめ
「フェミ男」としてブレイクするも、多忙のため体調を崩してしまった武田真治さん。
医師からの勧めで始めた筋トレで、強靭な肉体と精神を手に入れたようです。
特にベンチプレスの強さでは日本中を驚かせました。
武田真治さんのベンチプレスの強さは、普段からのトレーニングに秘密があることがわかりました。
最後までご覧いただきありがとうございました。