【検証】「ぼよよん行進曲」はなぜ泣ける?中西圭三作でイメージは「365歩のマーチ」

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2006年にNHK『おかあさんといっしょ』で発表された「ぼよよん行進曲」。

子育てを経験された方は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

「ぼよよよ~ん」とポップなフレーズとは裏腹に「泣ける」「感動する」という意見が多いようです。

そんな、「ぼよよん行進曲」が泣ける理由について考察してみました。

是非最後までお付き合いください。

目次

作詞、作曲は中西圭三

画像引用:ORICON NEWS

「ぼよよん行進曲」の作曲はシンガーソングライターの中西圭三さん。

作詞は中西圭三さんと、作詞家の田角有里さんの合作です。

中西圭三さんはシンガーとして1992年「Woman」が大ヒットし、日本レコード大賞作曲賞を受賞しています。

また同曲で、その年の『NHK紅白歌合戦』にも出場しています。

また1991年に「ZOO」に提供した「Choo Choo TRAIN」がCM曲にも使われ大ヒットしました。

その後、同曲を「EXILE」がカバーしたことにより、再び大ヒット。

いまでも多くの方に人気の名曲となりました。

曲のイメージは「三百六十五歩のマーチ」

画像引用:https://tower.jp/

中西圭三さんが作曲する時にイメージしたのは水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」だったとインタビューで答えています。

なのでどちらの曲も「マーチ(行進曲)」というわけですね。

「三百六十五歩のマーチ」は1968年、東京オリンピックと大阪万博の間の時期に発表されました。

高度経済成長期の日本を元気づけた、昭和を代表する曲です。

「ぼよよん行進曲」はなぜ泣ける?理由5選

こども向けの「ぼよよん行進曲」は、なぜ大人が感動してしまうのでしょうか。

大人が泣ける理由を考察してみました。

画像引用:https://cocreco.kodansha.co.jp/genki/news/okaasan/v91Qa

1.共感できる歌詞

「ぼよよん行進曲」は一見、こどもたちへの応援歌に思えますが、親世代の人にも自分のこととして共感できる歌詞が心に響きます。

「どんなたいへんなことがおきったて」

「おしつぶされそうなそんなときだって」

「ゆうきをため」

「そのときをまつのさ」

「にじのふもとでえがおでまってるきみがいる」

子育て世代は、仕事や家事のこと、お金のこと、人間関係と様々な辛いこともあります。

これらの前向きなフレーズに「辛い時でも頑張ろう」と励まされ、共感できるのではないでしょうか。

曲を聴き、共感した時に人は涙するとのことです。

2.メロディ

「ぼよよん行進曲」が感動できる理由にメロディも関係しています。

行進曲ということでまさに、イントロでは思わず足踏みをしてみたくなるワクワク感があります。

途中の「ぴゅ~ら~り~ら~」のところでメロディアスな雰囲気の転調が入ります。

そした「いまこそ!」からサビに入り、一気に盛り上がります。

そんな曲の構成も曲を感動に導くひとつになっているのではないのでしょうか。

3.自分の子供の姿に重なる

画像引用:https://tenki.jp/suppl/m_takizawa/2021/05/16/30342.html

歌詞の内容が、自分の子供が「チャレンジしている姿勢」、「頑張っている姿と重なる」こと泣ける理由のひとつです。

家庭で、なにか物事に取り組んでいる姿や、保育園や幼稚園でお遊戯などに取り組んでいる姿を、この曲を聴くと思い出すという人もいるのではないでしょうか。

実際この曲をよく歌っていたという保育園、幼稚園もあると聞きます。

また、「すでに大きくなった子供が小さい頃、この曲を聴き楽しそうにジャンプしていた」

4.子育てをしていた頃を思い出す

画像引用:https://kosodatemap.gakken.jp/learning/education/28609/

「ぼよよん行進曲」を、NHK『おかあさんといっしょ』で耳にしていたという人が多いと思います。

『おかあさんといっしょ』1歳から3歳の幼児を対象にした番組です。

1歳から3歳といえば、子育てが大変だったけど楽しかった時期。

あの頃の自分や、子供のことを思い出して涙してしまう方もいるのではないのでしょうか。

また「子供と一緒に、この歌を歌った」「この曲を歌いながら一緒にジャンプした」という思い出がある人も多いと思います。

https://twitter.com/ayako_what_s223/status/1795603348873494766

5.うたのおにいさん、おねえさんを思い出す。

画像引用:https://news.mynavi.jp/article/20220120-2252882/

NHK『おかあさんといっしょ』は数年ごとに、「うたのおにいさん、おねえさん」が変わります。

みなさんそれぞれ、自分が見ていた時期の「おにいさん、おねえさん」がいます。

最近では「おにいさん、おねえさん」が卒業を発表すると、「X(旧Twitter)」には悲しみのコメントで溢れるほどです。

「ぼよよん行進曲」を聴くと、その時代の「うたのおにいさん、おねえさん」を思い出すという人も多いようです。

https://twitter.com/hisano1012/status/1603564815552614402

歴代うたのおにいさん、おねえさん

ここからは歴代の「うたのおにいさん」「うたのおねえさん」を紹介したいと思います。

歴代うたのおにいさん

初代:田中星児さん 就任期間: 1971年~1977年

2代目:水木一郎さん 就任期間: 1976年~1979年

3代目:たいらいさおさん 就任期間: 1977年~1979年

4代目:宮内良さん 就任期間: 1979年~1981年

5代目:かしわ哲さん 就任期間: 1981年~1983年

6代目:林アキラさん 就任期間: 1981年~1985年

7代目:坂田おさむさん 就任期間: 1985年~1993年

8代目:速水けんたろうさん 就任期間: 1993年~1999年

9代目:杉田あきひろさん 就任期間: 1999年~2003年

10代目:今井ゆうぞうさん 就任期間: 2003年~2008年

11台目:横山だいすけさん 就任期間: 2008年~2017年

12代目:花田ゆういちろうさん 就任期間: 2017年~

歴代うたのおねえさん

初代:眞理ヨシコさん、中野慶子さん 就任期間: 1961年 – 1962年

3代目:竹前文子さん 就任期間: 1962年- 1964年

4代目:水谷玲子さん 就任期間: 1964年- 1967年

5代目;中川順子さん 就任期間: 1964年- 1967年

6代目:片桐和子さん 就任期間: 1967年- 1970年

7代目:瀬端優美子さん 就任期間: 1967年 – 1970年

8代目:森晴美さん 就任期間: 1970年- 1971年

9代目:斉藤昌子さん 就任期間: 1970年- 1972年

10代目:小嶋くるみさん 就任期間: 1972年- 1974年

11代目:松熊由紀さん 就任期間: 1974年- 1979年

13代目:奈々瀬ひとみさん 就任期間: 1979年- 1981年

14代目:しょうさえこさん 就任期間: 1981年- 1983年3月

15代目:森みゆきさん 就任期間: 1983年4月 – 1987年3月

16台目:神崎ゆう子さん 就任期間: 1987年- 1993年

17代目:茂森あゆみさん 就任期間: 1993年- 1999年

18台目:つのだりょうこさん 就任期間: 1999年- 2003年

19代目:はいだしょうこさん 就任期間: 2003年~2008年

20代目:三谷たくみさん 就任期間: 2008年- 2016年

21代目:小野あつこさん 就任期間: 2016年- 2022年

22代目:ながたまやさん 就任期間: 2022年~

みなさんそれぞれ自分が子供の時に見ていた、おにいさん、おねえさん。

自分の子供と一緒に見ていた、おにいさん、おねえさん。

時代は違うけど、好きなおにいさん、おねえさんなど、たくさんの思い出があるのではないのでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は「ぼよよん行進曲」が泣ける理由についてまとめてみました。

子育てをしていた頃、小さかった我が子を思いだす方が多くいらしゃいました。

「元気になりたい!」「子育てをしていた時を思い出したい!」という方は、もう一度この曲を聴いてみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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